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七ツ寺共同スタジオプロジェクト
往還Ⅲ 朗読劇『ガジマル樹の下に』 沖縄公演
沖縄の作家、崎山多美は、「方言を尾ヒレのように日本語にくっ付けることでなんとなく地方のアイデンティティを主張してみせる、というのではなくて、異質なコトバとコトバの関係を異質なままに立ち上がらせ、「私」なりの小説のコトバとしてどうにか想像(創造)」したい、「シマコトバで、日本語をかきまぜながら小説を書いてみたい」と創作に取り組んでいます。
2016年に上演された朗読劇『ホタラ綺譚余滴』のアフタートークで崎山は、作品に混入されるシマコトバ は「日本語 に対する抵抗」だと、より踏み込んだ思いを語りました。過酷な状況に置かれ続ける沖縄で、切実に、声/言葉/文字に向き合ってきた作家ならではの言葉だと感じます。アフタートークのあと、プロデューサーで七ツ寺共同スタジオ元代表の二村は、次のように上演を締めくくりました。「1972年、沖縄「返還」の年に、このスタジオは始まった。不思議な時間の重なりを感じます」。
──あれから6年。沖縄の日本「復帰」50年の昨年、崎山作品を再び朗読劇として上演できたことに不思議な巡り合わせを感じています。沖縄の「復帰」50年を考えることは、1972年以降のみならず、それ以前の沖縄戦や、さらにさかのぼる「歴史」を考えることでもあるはずです。『ガジマル樹の下に』は、そのような〈記憶の継承〉をテーマとした作品だといえるでしょう。
沖縄公演では、琉舞の東江裕吉と、沖縄芝居の高宮城実人を迎え、上演します。
【作】崎山多美(『うんじゅが、ナサキ』花書院 2016より )
【朗読】咲田とばこ、荘加真美、高宮城実人
【踊り】伊藤みづめ、安藤鮎子、寂光根隅的父、東江裕吉
【演奏】柴田 篤、後藤宏光
【構成/演出】篠田竜太、崎山多美
【プロデューサー】二村利之[ 七ツ寺共同スタジオ元代表]
【企画/制作】二村利之/篠田竜太
【沖縄制作】親川哲
【舞台監督】鈴木寛史
【照明】鴨川弘一[AsOne㈱]
【シマコトバ指導】安里千春
【衣裳】いしぐろひろこ、劇団ジャブジャブサーキット
【チラシデザイン】篠田竜太
【協力】越境広場刊行委員会、劇団ジャブジャブサーキット、海上宏美、鬼頭直基
【主催】七ツ寺企画
日時:2023年11月25日(土)
11月26日(日)★アフタートークあり崎山多美、新城郁夫(琉球大学)
会場:アトリエ銘苅ベース
(沖縄県那覇市字銘苅203)
チケット料金
前売り料金:2,500円
(当日料金3,000円)
公演日時
11月25日(土) 19時開演
11月26日(日) 14時開演★アフタートークあり崎山多美、新城郁夫(琉球大学)
※開演の30分前開場
※上演時間約1時間30分
予約方法:
【web】https://facebook.com/oukan3.2022/
【mail】t.oya454545@gmail.com(
【tel】090-3074-7612(親川)
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